エドワードグリーン 8F

尚、当製品において最も興味深い点は、印字や資材の特徴を見るとチーニーが製造を請け負っていた製品であることが分かるという点。詳細はまだまだ分からないことが多いものの、90年代中盤にエドワードグリーンはエルメスへ工場を売却、その後2000年代初頭の新工場設立までの間、複数の英国メーカーにエドワードグリーン名義のシューズの製造を依頼していたとされています。年代や仕様から察するに、恐らく当製品もそういった類の製品の一つではないかと予想されます。

※前オーナー様から提供をいただいた情報では、当製品は90年代に香港のエドワードグリーンを扱うショップで購入されたとのことです。こういった製品が日本の二次流通市場ではほとんど見られないにもかかわらず、香港で当時（90年代は香港がまだイギリス領であった頃、97年に中国に返還）展開されていたという点は非常に興味深いところです。

90年代中盤のエドワードグリーンは何かと不明な点が多いのですが、こちらに関してはそのブランドの歴史を一部紐解くような資料的価値がある製品と感じられますので、そういった部分の面白さを感じていただける方には是非お勧めをさせていただきます。

・アッパーには高級靴特有の自然な光沢感があり、丁寧にケアをされながら使用をされていた印象です。

またインソールのロゴも目視可能、ソール、ヒール共にオリジナル状態かつ、ハーフラバーで保護をされている為、ソール本体の程度も良好です。全体的に見て良好なお品物ですので、実際の使用歴はそこまで長くないものと思われます。

☆使用する上で支障が出るような傷みはありませんが、あくまで使用品の為、傷、よごれ等は必ずあります。以上了解の上ご購入ください。

☆別注商品の場合ブランド、ショップロゴのみがソックシートに印字されている場合がございます。

☆付属品に関して記載がない場合は本体のみとなります。